先日、新聞の広告に「屋根と外壁 冬のメンテナンス講座」というものが入っており、講座内容が ●失敗しないための4つの注意点 と ●施工業者を選ぶ3つの基準 と書いてあり、個人的にも会社としてもとても興味深かったので、申し込んで参加してきました。

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講師の方は一般社団法人 市民住まい向上委員会 代表理事の矢野克己さんでした。
セミナーの実績は1200回以上、実務経験も32年、施工担当実績も約4000件あり、ラジオのレギュラー番組をお持ちの方で、内容も豊富で2時間の講座があっという間でした。

地震の話から倒壊率、家の構造や素材の事。メンテナンスが大きいテーマなので、いかに家の中に水を入れないかと言うことから、そうなったときの業者選びの話と進んでいきました。

いまは悪徳業者と言われる部分はだいぶ少なくなっている反面、インターネット情報の普及により数多くの業者を見つけることが出来ることにより、かえって業者選びが困難になりました。もちろん優良施工業者もありますが、知識不足や思い込み、事前の診断ミスなどの勝手解釈・自己基準の業者も多いそうです。ただ、後述しました業者の中には工期が短い方が、安い方が「お客様にとっていい」との善意の考えで行っているそうです。

最終的に業者に頼むのはお客様自身なので、「自分たちのしていることは正しい」が「勝手解釈・自己基準」になっていないかどうかを、お客様自身が多少の知識を持つことで見極めることが出来るそうです。

講座では市民住まい向上委員会のパンフレットと、非売品の冊子も頂くことが出来ました。

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聞いてきた話を周りの人にも伝えることで、勝手解釈・自己基準の業者が減り、建築業界の質の向上をはかるという事でしたので、このようにブログを書かせて頂きました。

今回聞いてきた内容は、外壁と屋根のメンテナンスでしたが、目で見える家の部分だけが頑丈でも目では見えない床下がボロボロだと何も意味が無いと改めて感じました。「床下も自分の家」との意識を持って下さる方が増えると嬉しいなと思う、今日このごろです。